フライディと私シリーズ第十八作
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あとがきです。別ページにしたのは本編が長かったぶん色々と語りたいからで、特に重大発表があるわけではありません。このシリーズはまだまだ続く予定です。

今回はF&Iシリーズで久々の非日常のお話です。日常部分を2nd.セメスターで先にアップしてから2ヶ月もかかってしまいました。(その間に予定外のサイト移転があったせいもありますが)
あまりひんぱんに非日常があって欲しくはないので、またしばらくは二人にらぶあまな日常を送ってもらおうと思ってますが、シリーズ第一作で普通の16歳だったロビンもここまで成長しました。

あんまりスーパーガールになっちゃっても面白くないので、彼女にはわりと地道に努力させてるつもりです。容姿については「勝負の行方」「Goin' to the Zoo」あたりで急に綺麗になったり、「Night and Day」で様子が変わったりしてますがしょせん一般人、そんなに魔法のように綺麗になったりはしてません。「彼氏ができて/急にダイエットに成功して/大学生デビューで注目された子」程度です。周囲との比較じゃなくて、ビフォアアフターの差分が大きかったというだけです。(チップにとっては彼女の容姿がどう変わろうと「世界一可愛くて綺麗」です)

今回のお話ができた経緯ですが、「勝負の行方」で自分にできることを模索中だったキャットは、チップに「銃なんか撃てるようにならなくてもいい」と言われてどうしていいか分からなくなってチップを襲ってましたが、あそこでチップの言ってることも結構勝手な理屈だよなーと、自分で書きながら思っていたのです。
負けず嫌いのキャットがチップに黙って射撃訓練をするというのはその時から考えていたのですが、最初に思いついた話ではキャットがチップの昔の恋人をよそおった犯人にだまされて監禁され、チップがそれを助けるために犯人に色仕掛けで迫り(とキャットは思い)「そんな人相手にその気になったりしたら許さないからっ!」と銃を構えて飛び込むというアレな話でした。しかし全年齢向けのこのシリーズにはいろいろと不都合な内容だったので没。このシリーズは特に読後感のいいお話を心がけているため、なるべく悪人を出したくなくてああいった設定に変更しました。
ちゃんと悪人が出てこないとうすっぺらい話になるような気もしないではないのですが、そういう話は上手な方にお任せして、弊サイトではうすっぺらくても楽しいお話を目指していきたいと思います。
※9/25追記)ケイトーの銃について「子どもが拳銃を手にできるって、どう言ういきさつだったのかな」とコメントを頂いたので VIII の31.に「家から勝手に持ち出した」とひとこと追加しておきました。きっとダディーの管理が悪かったわけではなくケイトーがいけないのだと思います。事務所荒しやハッキングまでできる悪魔っ子です。チップ達の暮らす王国(そろそろ名前つけなくちゃなー)では諸外国の例を参考に「銃の保有は認められているが、携行には特別の許可が必要」という設定に(私の脳内で)なってます。軍隊もあるしハンティングもスポーツとして認められていて、日本よりも銃が身近にあるイメージです。(参考;Wikipedia「銃規制」2010/09/25版)

キャットのお母さん、リオーナのキャラクターを私はとても愛しているのですが、読んで下さる皆様にはあまり好まれないんじゃないかなーと思ってます。でもキャットのお母さんからしたら、あんな若造の言うことを素直に聞いてる娘の姿をみるのは面白くないんじゃないかと思うんですよね。とっても意地悪に見えるかもしれませんが、あれはかたちをかえた母性愛です、多分。(自分の親があんなふうだったら嫌だけど)それにチップは楽しんでますのでご心配なく。
お父さんのジャックは器デカすぎるだろと思いますが、彼は骨の髄までパン職人なのでパン作りが全てに優先して日常は結構ぼろぼろです。お母さんが日常部分をフォローしてます。このあたりのお話も書きたいのですが、本編もそろそろアートとアンを結婚させてあげたいし、いったいいつ書けるかなー。

たとえ読んで下さる皆さんが飽きても、自分が飽きるまではこのシリーズは書き続けたいと思います。いつまで続くか分かりませんが、よかったらまた続きも読んで下さい。それではまた。

2010/09/24 ページのP拝

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